大豆レシチンの効果・効能まとめ

レシチンは大豆や卵黄の中に多く含まれるリン酸と脂質が結合した物質です。リン脂質とも呼ばれます。

レシチンの語源はギリシャ語の卵黄(Lecithosレシトス)で戦前に大豆から抽出され、乳化剤として開発されました。

大豆レシチンのリン酸の部分は水に溶け、脂質の部分は脂肪に溶けるので、本来水と脂肪は溶け合いませんが、脂肪(油)の中に大豆レシチンを入れますと、大豆レシチンの介在で水と脂肪が溶け合い(これを乳化という)ます。

水と脂肪をよく混ぜる性質(乳化性)があることから大豆レシチンはいろいろな食品に水と油を混ぜ合す乳化剤として使われています。

大豆レシチンの乳化作用は、血管壁に沈着するコレステロールを予防し、血管壁を強化するので動脈硬化や高血圧などを予防することがわかっています。さらにビタミンAやEなどの脂質性の物質の吸収をよくする作用があり、レシチンから神経伝達物質のアセチルコリンが作られるため、記憶力の減退を防ぐ可能性もあります。

また、大豆レシチン成分から脂質の代謝を促進するコリンという物質を作ることもわかっています。

大豆レシチンの主な効用・効果

  1. 生体内でコレステロールを溶かし、肝臓に運んで代謝するので血中コレステロールの低下に有効であるので、肥満の予防や改善にも有用といえる。
  2. 生体の細胞膜を構成している重要な物質で、肝機能の改善で栄養分の吸収排泄の向上に貢献する。
  3. 神経伝達物質の生成で痴呆や記憶が改善される可能性がある。

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